2008年6月1日日曜日

衣替え


着物の世界でも6月1日から衣替です。10月〜6月までは袷(あわせ)という裏地のついている着物を着用し、6月の1ヶ月間は単衣(ひとえ)裏地のない着物。さらに7月〜9月まで夏用で薄い透ける生地の着物。9月の1ヶ月間はまた単衣になります。着物が替われば、それなりに長襦袢、帯揚げや帯締めも替えます。
単衣着用期間は1年に2ヶ月あるのですが、6月の単衣と9月の単衣は初夏と初秋の違いがあるので模様や色合いなど変えたほうが良いとされます。とは言ってもなかなかそうはいかず、私は毎年この時期3枚のお稽古用(初夏と初秋兼用で縮緬とサマーウールと紬)とお茶会用の1枚で乗り切っています。
たった1ヶ月と思うのと、単衣はネットでもあまり多くの種類を見かけないしお値段もいいのでついつい先延ばし......
写真は、今年出番の多かった紺に近い紫色の紬。唐草文が好きです。帯は、生成の紬地にザクロの染め模様。ザクロは9月が旬なので9月の単衣の時期に使えそうです。着物の世界は季節を先取りがいいのですが8月は薄物の着物なのでこの紬の帯はNG。とすると使用期間はかなり短い〜と思ったら、リバーシブルになっていて裏は赤みの無地なのでした。これなら袷に使えるので長く楽しめそうです。
こうして暫し着られない袷の着物や帯や小物を整理したりアイロンをかけたりお手入れするのが至福の時。
私の持ち物アイテムはかなり少ないので時間も掛かりませんが(^^ゞ 最後に帯や着物の柄や素材をインデックスシールに書いて畳紙(たとうし)に貼り、畳紙を開けなくても中身が分かるようにして箪笥の下段の方に仕舞い、上段に夏物を入れて終了。

2 件のコメント:

mamako さんのコメント...

こんにちは!
やっと自分のgoogleIDを作ったので満を持してコメントさせていただきます!(大袈裟)
私は物心付いた頃から、大人になったら普段から着物を着るような女性になろう、
そんなおうちにお嫁に行こう!!と考えておりました。
現実は・・・^^;
着物の衣替えにもお約束があるのですね。面白い。
私は浴衣を一枚持っているだけ。
母の古い着物を拝借して着てみたくなりました^^

midori____ さんのコメント...

mamakoさん、初コメありがとう。
めちゃうれしいです〜。
私は、ずっと着物は縁遠いものと考えていたのですが、お茶を始めて古い大島着物をいただき自分で着付けてみた日から(本をみて自己流で)大好きになりました。お母様の着物がおありなら是非チャレンジしてみてください。着るプロセスも結構楽しいです。
着物に関するルールやお約束は、細かく守ろうととしたら大変だと思いますが、いにしえびとの生活を偲ぶ上でも面白い!です。自分のための備忘録と、娘に伝えなければと思い書き留めています。(読まないと思いますが(^^ゞ
私は、浴衣持ってないのです(^^ゞ
浴衣じゃ、お茶会に行けないので。。今年こそゲットしたいわ。