2008年6月15日日曜日

青楓と紅葉 blue maple leaf and red maple leaf

私の茶道の先生は、だいぶ足腰が弱っていて最近は、着物を着るのも大変らしくたいていお洋服でお稽古を見てくださっていたのですが、米寿のお祝いの前後あたりから驚異的に回復され今では以前のようにきちんと着物でお稽古に来られます。昔からあるお祝いは、生きる気力を与える魔法なのかと思えるほど。。
初夏の時期、先生、あの帯を締めてくれないかな、、と楽しみにしているのは「青楓」の染め帯です。初めて見たとき初夏なのにもみじ模様?と思ったのですが緑色の葉は初夏に、紅葉は秋に使うのだそうです。両方が描かれているものもあり、それは、初夏と秋の両方に使えるそうです。

my tea ceremony teacher's legs had weakened, and she found it hard to put on her kimono, so she was wearing everyday clothes.

however, she gets well and wear a kimono after a party on a birthday of 88 years old.
the party seems to have given her power to live.
the obi of the teacher, i look forward to in this season is a design of blue maple leaf.
i thought that i use the design of the maple in autumn, but use of the blue maple leaf pattern in early summer.
the blue maple is early summer. the red maple is autumn. and if red and a blue maple are drawn together,autumn and early summer .

2008年6月1日日曜日

衣替え


着物の世界でも6月1日から衣替です。10月〜6月までは袷(あわせ)という裏地のついている着物を着用し、6月の1ヶ月間は単衣(ひとえ)裏地のない着物。さらに7月〜9月まで夏用で薄い透ける生地の着物。9月の1ヶ月間はまた単衣になります。着物が替われば、それなりに長襦袢、帯揚げや帯締めも替えます。
単衣着用期間は1年に2ヶ月あるのですが、6月の単衣と9月の単衣は初夏と初秋の違いがあるので模様や色合いなど変えたほうが良いとされます。とは言ってもなかなかそうはいかず、私は毎年この時期3枚のお稽古用(初夏と初秋兼用で縮緬とサマーウールと紬)とお茶会用の1枚で乗り切っています。
たった1ヶ月と思うのと、単衣はネットでもあまり多くの種類を見かけないしお値段もいいのでついつい先延ばし......
写真は、今年出番の多かった紺に近い紫色の紬。唐草文が好きです。帯は、生成の紬地にザクロの染め模様。ザクロは9月が旬なので9月の単衣の時期に使えそうです。着物の世界は季節を先取りがいいのですが8月は薄物の着物なのでこの紬の帯はNG。とすると使用期間はかなり短い〜と思ったら、リバーシブルになっていて裏は赤みの無地なのでした。これなら袷に使えるので長く楽しめそうです。
こうして暫し着られない袷の着物や帯や小物を整理したりアイロンをかけたりお手入れするのが至福の時。
私の持ち物アイテムはかなり少ないので時間も掛かりませんが(^^ゞ 最後に帯や着物の柄や素材をインデックスシールに書いて畳紙(たとうし)に貼り、畳紙を開けなくても中身が分かるようにして箪笥の下段の方に仕舞い、上段に夏物を入れて終了。