2009年4月4日土曜日

2008年6月15日日曜日

青楓と紅葉 blue maple leaf and red maple leaf

私の茶道の先生は、だいぶ足腰が弱っていて最近は、着物を着るのも大変らしくたいていお洋服でお稽古を見てくださっていたのですが、米寿のお祝いの前後あたりから驚異的に回復され今では以前のようにきちんと着物でお稽古に来られます。昔からあるお祝いは、生きる気力を与える魔法なのかと思えるほど。。
初夏の時期、先生、あの帯を締めてくれないかな、、と楽しみにしているのは「青楓」の染め帯です。初めて見たとき初夏なのにもみじ模様?と思ったのですが緑色の葉は初夏に、紅葉は秋に使うのだそうです。両方が描かれているものもあり、それは、初夏と秋の両方に使えるそうです。

my tea ceremony teacher's legs had weakened, and she found it hard to put on her kimono, so she was wearing everyday clothes.

however, she gets well and wear a kimono after a party on a birthday of 88 years old.
the party seems to have given her power to live.
the obi of the teacher, i look forward to in this season is a design of blue maple leaf.
i thought that i use the design of the maple in autumn, but use of the blue maple leaf pattern in early summer.
the blue maple is early summer. the red maple is autumn. and if red and a blue maple are drawn together,autumn and early summer .

2008年6月1日日曜日

衣替え


着物の世界でも6月1日から衣替です。10月〜6月までは袷(あわせ)という裏地のついている着物を着用し、6月の1ヶ月間は単衣(ひとえ)裏地のない着物。さらに7月〜9月まで夏用で薄い透ける生地の着物。9月の1ヶ月間はまた単衣になります。着物が替われば、それなりに長襦袢、帯揚げや帯締めも替えます。
単衣着用期間は1年に2ヶ月あるのですが、6月の単衣と9月の単衣は初夏と初秋の違いがあるので模様や色合いなど変えたほうが良いとされます。とは言ってもなかなかそうはいかず、私は毎年この時期3枚のお稽古用(初夏と初秋兼用で縮緬とサマーウールと紬)とお茶会用の1枚で乗り切っています。
たった1ヶ月と思うのと、単衣はネットでもあまり多くの種類を見かけないしお値段もいいのでついつい先延ばし......
写真は、今年出番の多かった紺に近い紫色の紬。唐草文が好きです。帯は、生成の紬地にザクロの染め模様。ザクロは9月が旬なので9月の単衣の時期に使えそうです。着物の世界は季節を先取りがいいのですが8月は薄物の着物なのでこの紬の帯はNG。とすると使用期間はかなり短い〜と思ったら、リバーシブルになっていて裏は赤みの無地なのでした。これなら袷に使えるので長く楽しめそうです。
こうして暫し着られない袷の着物や帯や小物を整理したりアイロンをかけたりお手入れするのが至福の時。
私の持ち物アイテムはかなり少ないので時間も掛かりませんが(^^ゞ 最後に帯や着物の柄や素材をインデックスシールに書いて畳紙(たとうし)に貼り、畳紙を開けなくても中身が分かるようにして箪笥の下段の方に仕舞い、上段に夏物を入れて終了。

2008年5月25日日曜日

着物選びはキモチの表れ・・・



今日は、お茶の先生の88才のお誕生を祝う米寿のお祝いパーティがありました。
70才が古希。昔は70才まで生きるのが稀であったことから長寿とされていたらしいのですが今や日本人女性の平均寿命は80才を越えています。そして先生は88才でもぜんぜんお元気です。米寿とは八十八と漢字で書いたとき米の字になることからその名になったそうです。
とてもおめでたい席ですが、私は裏方の仕事を頼まれていたし、前日から朝まで大雨だったので当日の着物に悩みました。しつけの付いている吉祥柄の訪問着があったのですが、今日おろすのが惜しくなりました。結局、一つ紋の浅黄色の色無地に若松菱模様の唐織りの袋帯を選びました。松は1年中緑色なのでおめでたい柄とされています。。。しかし、会場に出向いてびっくり。みなさん訪問着や付下げで豪華〜。色無地は礼装として失礼には当たらないけれど地味でした(T^T)。。。足元の悪さを疎まず心からお祝いする気持ちが、目一杯のおしゃれをすることに通じる気がしました。

2008年5月24日土曜日

Vivitar Ultra Wide&Slim






コンパクトプラスチックなトイカメラです。どんなものかと撮ってみて上がったものを見てみたら、なんと何気ない風景が味のあるチープでレトロちっくに。すっかり気に入ってしましました。これはトンネルエフェクト効果と呼ばれる周辺の光量が落ちて暗くなってるのとf=22mmという広角のため画像の隅がゆがんで写るせいだそうです。



2008年5月17日土曜日

うちのカメ


3年ほど前から亀を飼っています。ホームセンターで売っていたミドリガメです。買ったときは、3センチくらだったのが今では12センチくらい。はじめのうちは目が合うと逃げていましたがこの頃は、アイコンタクトがとれるようになってます。つぶらな瞳がかわいいもんですよ。
六角形のパターンは亀の文様です。亀は長命なので吉祥文様として、四季を問わずおめでたい席で使われます。

the hexagon is a pattern to express a tortoise.
tortoise lives long। Thus i use the tortoise pattern as a lucky pattern throughout the year.



2008年4月20日日曜日

桜のお茶会




郊外のこじんまりとしたお寺でお茶会がありました。今年は、桜が遅かったとはいえ市内はもう散ってましたがここは満開。前日よりの雨も上がり、風も穏やかなお茶会日和に恵まれました。本堂の広間で一席。よく手入れされたお庭で野点の一席があり、春の一日を堪能しました。

桜のお茶会となれば、桜の模様の着物を選びそうですが、お茶の世界では自然の花を重んじるため桜の模様は遠慮します。呉服屋さんは日本の国花だから1年中着用OKと言われますが、茶道では、桜は本物が開花するちょっと前に使われるくらいなので使用期間がかなり短くなり、贅沢な一着ということになります。併せて他の花も描かれていれば使用期間は長くなります。私は季節を尊ぶ茶道の考えが好きです。でも宇野千代さんのように「桜が好きだから」と一年中着用はアリだと思います。
結局この日は、藤色の花柄小紋に朱色に螺鈿の細工がされた名古屋帯にしました。