2008年4月20日日曜日

桜のお茶会




郊外のこじんまりとしたお寺でお茶会がありました。今年は、桜が遅かったとはいえ市内はもう散ってましたがここは満開。前日よりの雨も上がり、風も穏やかなお茶会日和に恵まれました。本堂の広間で一席。よく手入れされたお庭で野点の一席があり、春の一日を堪能しました。

桜のお茶会となれば、桜の模様の着物を選びそうですが、お茶の世界では自然の花を重んじるため桜の模様は遠慮します。呉服屋さんは日本の国花だから1年中着用OKと言われますが、茶道では、桜は本物が開花するちょっと前に使われるくらいなので使用期間がかなり短くなり、贅沢な一着ということになります。併せて他の花も描かれていれば使用期間は長くなります。私は季節を尊ぶ茶道の考えが好きです。でも宇野千代さんのように「桜が好きだから」と一年中着用はアリだと思います。
結局この日は、藤色の花柄小紋に朱色に螺鈿の細工がされた名古屋帯にしました。

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